消防団の訓練で規律訓練があります。
細かいところまで規定され それが頭の中に入っていて体で表現できるかどうかが見られます。
それができるかどうか見るために
- 各個訓練
- 小隊訓練
- 中隊訓練
などで団員皆がそろっているかどうか見られます。
その他にも
- 礼式訓練
がありこれは物品授与の礼式が試されます。
消防団規律訓練 基本の姿勢
基本の姿勢がすべての消防団活動の基礎となります。
基本の姿勢は隊員の動作に置いて基本となる姿勢であり、厳正かつ端正にして、しかも気力が充実し、いかなる号令にも応じ得られるものでなければならない。
その詳細は
- 両かかとを同一線上に揃えてつけ
- 両足はおおむね60度に開いて等しく外に向け
- 膝は真っすぐに伸ばし
- 体重をかかとと足の親指の付け根のふくらみに平均にかけ
- 上体を腰の上におちつけ、胸を張り、肩をやや後ろに引き一様にこれを下げ
- 腕は自然に垂れ、手の平をももにつけ
- 指をのばして並べ、中指をおおむねズボンの縫い目にあて
- あごを引き、頭と首を真っ直ぐに保ち
- 口を閉じ、前ぽを直視して目を動かさない
というのが基本の姿勢です。
消防団規律訓練 休めの姿勢
休めは「整列休め」・「休め」があります。
号令のかけ方
「せれつ~、 やすめ!」とします。先の「せいれつ~、」が予令となり今から何の号令がかかるかを予め知らせます。
そののち「やすめ!」の動令がかかり その号令の通りに動きます。
ここで予令と動令の間隔が短いと団員は今から何の号令なのか考える暇もなってしまいますので
この間隔は重要です。
「整列休め」の号令
この号令は主として一時的に隊員の緊張した姿勢を緩和するために用います。
この号令で
左足をおおむね25センチ左に活発に開き
膝を軽く伸ばし体重を左右の足平均にかけ
左足の動きと同時に、手は後ろでズボンのベルト中央に重ねて組み
手のひらは後ろに向けて開き、左手の親指と四指で右手の甲と四指を軽く握り、両親指を交差させる
この姿勢で話をしたり動いたりしてはいけない。
「休め」の号令
この号令がかかると
まず整列休めの姿勢をとり、その後肘を軽く伸ばし手を組んだまま手の位置を自然に下げる。
この時帽子や物品を片手で持っている場合は持っている手を自然に垂れる。
消防団規律訓練 敬礼
敬礼には4種類あります。
- 挙手注目の敬礼
- 最敬礼
- 15度の敬礼
- かしら中の敬礼
挙手注目の敬礼
受令者に向かって姿勢を正し、右手を上げ、指を接して伸ばし、人差し指と中指とを防止のひさしの右側にあて、
手のひらを少し外方向に向け、肘を方の方向にほぼその高さにまで上げ、受令者に注目する。
最敬礼
受令者に向かって姿勢を正し、注目した後、上体をおおむね45度前に傾け頭を正しく保ち行う。
帽子を持っているときには右手に前久をつまみ、内部を腿に向け垂直に下げ、腿に付けて垂れる。
15度の敬礼
上体をおおむね15度前に傾ける。その方法は最敬礼と同じ。
かしら中の敬礼
この場合指揮者がおり 指揮者は挙手注目の敬礼を行うが隊員は注目して行う。
この場合受令者の方向に頭だけむける。その角度の限度はおおむね45度とする。
消防団規律訓練 集合の要領
分隊長
分隊長は基本の姿勢をとり右手を垂直に上げ 手のひらは前ぽい前方に向ける。そののち
「集まれ」と号令をかける。
右翼分隊長が「基準」と手を上げた時直ちに度の深い「右向け右」をして
隊の長さプラス2メートルの中央の位置に至る。
分隊長
分隊長は「集まれ」の号令で隊長の5メートルの距離の位置に至り 「基準」と呼称する。
隊の3分の一が並んだと確認したら手を下ろし自発的整頓を行い整列が済んだら「よし」と呼称し正面を向く。
隊員
右翼分隊長の左横に身長の高い隊員から順に2列に並び自発的整頓を行う。
このとき列の前後の距離は1.1メートルとする。(かかとからかかとで)
自発的整頓は右の腕で合わすが腰に手を当て隣の隊員の左腕に当たらない程度(手が縦に通るくらい)の間を空ける。
後列の隊員は前列の隊員にならってから右の隊員にならう
右翼分隊長が整列できたと確認したら「よし」の呼称があるので順番に右腕を下ろし正面を向く。
後列は右翼分隊長の「よし」を聞き 後列も「よし」の呼称を行う。
この整列で「番号」の号令があったならば
前列の隊員は右翼分隊長から「1」・「2」・「3」・・・・・と番号を呼称する。
最後に
前後列の隊員が両方いる場合 後列の最後の隊員が「満」
いない場合は「欠」
と呼称する。
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消防団員のための目で見る規律訓練
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