敬老会の挨拶に困ったときは?例文やコツを解説!避けるべき表現にも注意しよう
敬老の日が近づいてきましたね。この時期、多くの町内会などで「敬老会」が開かれていることでしょう。
「敬老会で挨拶を頼まれたけど、どうしよう…」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。基本的な例文や挨拶のコツを押さえれば、スムーズにスピーチを準備できます。今回は、敬老会での挨拶に役立つ例文やポイントを紹介します。
敬老会での挨拶のポイント
1. 簡潔でわかりやすく
挨拶が長すぎると、聞いている方に負担をかけてしまうことがあります。参加者の多くは、催し物や交流の時間を楽しみにしているので、スピーチが長引かないように気をつけましょう。もちろん、短すぎるのもよくありませんが、適度な長さでまとめることが大切です。
例えば、結婚式で長々と続くスピーチに退屈することがあるように、敬老会でも長い挨拶は避けた方が良いでしょう。要点を押さえた、簡潔な挨拶が理想です。
2. 気負わず自然体で
立派な挨拶をしようと気を張る必要はありません。参加者が集まっているのは、挨拶を聞くためではなく、イベントや交流を楽しむためです。自分らしい、自然なスピーチを心がけましょう。
3. 必要な内容だけを盛り込む
「敬老の日」は、長年にわたり社会に貢献してきた方々を敬い、その長寿を祝う日です。この趣旨を踏まえたメッセージを挨拶に取り入れると良いでしょう。
例えば、「皆様がこれまで社会に多大な貢献をされてきたことに深く感謝し、今日私たちがこのような豊かな生活を送れることに、心から感謝しております。皆様の健康と長寿を、心よりお祈り申し上げます。」といった内容が適切です。
敬老会で避けるべき表現
「お年寄り」「高齢者」といった表現は避けた方が無難です。代わりに「皆様」など、柔らかい言い回しを使うと良いでしょう。場合によっては、「お兄さん」「お姉さん」といった親しみのある表現も好まれるかもしれません。
※ただし、子供が「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼ぶのは、特に問題ありません。
最近の高齢者の方は、気持ちも若く、実際に活動的で健康な方が多いため、年配扱いされることを好まない場合もあります。相手に敬意を持ち、適切な言葉遣いを心がけましょう。
敬老会の挨拶・例文(開会)
主催者の挨拶について
挨拶やスピーチを行う際、事前に流れを把握しておくと、よりスムーズに準備が進みます。以下の流れを参考に、挨拶を作成してみてください。
- 忙しい中ご参加いただいたことへの感謝
- 「敬老の日をお祝いします」など、お祝いの言葉
- 敬老会の目的や意義を説明
- 地域社会への長年の貢献に対する感謝
- 今後も地域活動への協力をお願いする
- 健康と長寿を願う言葉
- 楽しんでいただけるような激励の言葉
- 結びの言葉
主催者の挨拶例文
本日は、当自治会主催の敬老会にご参加いただき、誠にありがとうございます。
皆さまが元気に過ごされている様子を拝見でき、大変うれしく思います。また、敬老の日を心よりお祝い申し上げます。
本日の敬老会は、皆さまのご長寿をお祝いし、これまで地域の発展に多大な貢献をいただいたことに感謝の意を示す場として開催しております。
私たちがこの地域で安心して暮らせるのも、皆さまのお力添えがあってこそです。長年のご尽力に、心より感謝申し上げます。
どうかこれからもお元気で、これまでの豊富なご経験をもとに、今後もご指導いただければ幸いです。
本日は、ささやかではございますが、皆さまに楽しんでいただけるよう、いくつかの催しを準備いたしました。どうぞ、最後までごゆっくりとお楽しみください。
それでは、皆さまのご健康と幸福をお祈りしながら、これをもって私のご挨拶とさせていただきます。」
来賓代表の挨拶について
来賓の方が挨拶を行う際は、以下の流れを参考にしてください。
- 簡単な自己紹介
- 季節のあいさつと、高齢者の健康を気遣う言葉
- 招かれたことへの感謝と、開催へのお祝いの言葉
- 高齢者の方々への感謝
- 今後も引き続き協力をお願いする言葉
- 主催者への感謝と労いの言葉
- 結びの言葉
来賓代表の挨拶(例文)
(残暑が続く場合)まだ暑さが残る日が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
(涼しくなってきた場合)暑い夏も過ぎ去り、秋の涼しさが感じられる季節となりましたが、皆さまはお元気にお過ごしでしょうか?
本日は、このような素晴らしい敬老会にお招きいただき、心から感謝申し上げます。○○自治会の皆さま、そして地域の皆さまのお力添えにより、多くの方々が参加され、このように盛大な会を開催できることを大変うれしく思います。皆さまの笑顔にお会いできたことに、心から感謝しております。
昭和という激動の時代を生き抜いてこられた皆さまには、私たちには計り知れないご苦労があったことと思います。今、私たちがこのような平和で住みやすい日本に暮らせるのも、皆さまのおかげです。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
これからも、皆さまのお知恵をお借りしながら、未来に向けてさらに前進してまいりたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、本日の敬老会の開催に向けて早くからご準備いただいた○○さま、そしてご協力くださった地域の皆さまに深く感謝申し上げます。また、ここにお集まりの皆さまのご健康とご多幸をお祈りし、これをもちまして私の挨拶とさせていただきます。
子供代表の挨拶について
子供の挨拶は、あまり堅苦しい言葉を使うよりも、素直な気持ちを表現した方が、より喜ばれます。子供らしさが伝わる挨拶が、一番心に響くでしょう。
- お祝いの言葉
- 日頃の感謝を伝える
- これからも見守ってもらえるようお願いする
- 催し物を楽しんでもらうよう声をかける
- 結びの言葉
子供代表の挨拶(例文)
いつも優しく見守ってくれてありがとう。おじいちゃんやおばあちゃんのおかげで、毎日楽しく遊んだり、元気に勉強することができます。
これからも、いろいろなことを教えてくださいね。そして、ずっと見守っていてください。
今日は、おじいちゃんとおばあちゃんのために〇〇をします。一緒に楽しんでください。
いつまでも元気で、長生きしてくださいね。
おじいちゃん・おばあちゃん代表の挨拶(例文)
敬老会に招待していただいたことへの感謝や、会を楽しみにしている気持ちを伝えると良いでしょう。
おじいちゃん・おばあちゃん代表の挨拶(例文)
皆さまからの温かいご挨拶を拝聴し、胸がいっぱいになりました。心より感謝申し上げます。
日頃から私たちを支えてくださることに、改めて感謝しております。
これからも、子供たちを見守りながら、地域の一員としてできる限り貢献していきたいと思っておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
本日は、皆さまと過ごす時間を楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
敬老会の挨拶・例文(閉会)
主催者・役員の閉会の挨拶
閉会の挨拶は、短く簡潔にまとめることが大切です。誰もが長い挨拶を望んでいるわけではありませんので、感謝の気持ちを込めて簡潔に締めると良いでしょう。
主催者・役員の閉会挨拶(例文)
楽しんでいただけたでしょうか?皆さまの笑顔や元気な姿を拝見し、私たちや子供たちも、多くの喜びと元気をいただきました。これからもどうぞ健康に気をつけて、元気にお過ごしください。
本日は誠にありがとうございました。
おじいちゃん・おばあちゃん代表の閉会の挨拶(例文)
おじいちゃん・おばあちゃん代表の閉会の挨拶(例文)
敬老会を開催してくださった皆さまへの感謝や、催し物を楽しんだこと、そして今後も地域に貢献していきたい気持ちを伝えると良いでしょう。
子供たちや自治会の皆さまからの温かい言葉や楽しい催し物を通じて、たくさんの元気をいただきました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
これからも健康に気をつけながら、微力ではありますが、子供たちを見守り、地域のために貢献していきたいと考えております。
簡単ではございますが、以上をお礼の言葉とさせていただきます。本日は本当にありがとうございました。
まとめ
挨拶やスピーチは堅苦しく考える必要はありません。感謝やお祝いの気持ちをしっかり込めてお話しすれば、それで十分です。ただし、「お年寄り」や「老人」「高齢者」といった表現は避けるようにしましょう。
一番大切なのは、皆で楽しい敬老会を過ごすことです。どうぞ素晴らしい敬老会をお楽しみください!
|
コメント