地震で停電したら冷蔵庫はどうする?夏・冬別の食材保存対策と備え完全ガイド | どうする?こんなとき

地震で停電したら冷蔵庫はどうする?夏・冬別の食材保存対策と備え完全ガイド

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地震で停電が発生!冷蔵庫への影響はどれくらい?

停電

大きな地震が起きると、ライフラインの一つである「電気」が止まることがあります。そのとき真っ先に心配になるのが「冷蔵庫の中身はどうなるのか?」という点です。冷蔵庫は一度電源が落ちると庫内温度が急速に上がり、特に夏場は数時間で食材が傷み始めます。逆に冬場は外気温が低いため、工夫次第で保存可能時間を延ばすこともできます。

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ポイント
停電時は「夏と冬で冷蔵庫の対策が大きく変わる」ことを理解しておきましょう。

冷蔵庫は何時間持つ?停電時の基本知識

冷蔵庫

停電直後の冷蔵庫の持ち時間

冷蔵庫は断熱性能により電源が落ちても一定時間は冷気を保てます。目安は以下の通りです。

  • 冷蔵室: 夏場で約3〜4時間、冬場で6時間程度
  • 冷凍室: 開けなければ約18〜24時間(中身がぎっしり詰まっているほど長持ち)

豆知識: 庫内がスカスカよりも、物が詰まっている方が冷気を保ちやすくなります。

夏の停電対策|高温多湿に打ち勝つ工夫

夏 高温

1. 開閉を極力避ける

夏の停電では、庫内温度が急速に上昇します。冷気を逃さないため、冷蔵庫・冷凍庫のドアは絶対にむやみに開けないことが大切です。

2. 保冷剤・ペットボトルを活用

停電前から冷凍庫に保冷剤や凍らせたペットボトルを常備しておくと、停電中に簡易的な冷却源として活躍します。特に夏場は必須アイテムです。

凍らせたペットボトル

3. 傷みやすい食品から優先的に消費

生肉・魚・乳製品などは数時間で劣化が進みます。停電が長引きそうな場合は、ガスコンロやカセットコンロで調理して食べてしまうのがおすすめです。

4. クーラーボックスを準備

アウトドア用のクーラーボックスがあると、保冷剤と一緒に入れて一時避難用の冷蔵庫代わりになります。夏の災害時には非常に心強い味方です。

冬の停電対策|外気を利用した賢い保存

低温

1. 外気温を活かす

冬の寒さは「天然の冷蔵庫」となります。外気が5℃以下ならベランダや玄関先に食品を置いても問題ありません。ただし野良猫・カラス対策として、蓋付きの容器や発泡スチロール箱に入れて保管するのがおすすめです。

2. 雪や氷を利用

降雪地域では、雪を袋に詰めて即席の保冷剤として活用可能です。発泡スチロール箱に雪を入れ、食材を埋め込むようにすると、冷凍庫の代替として数日間保存が効きます。

3. 常温保存できる食材を見極める

冬は気温が低いため、卵や野菜は数日なら常温でも問題ありません。冷蔵庫にこだわらず、「保存できる食材」と「消費すべき食材」を見極めることが重要です。

夏・冬共通の冷蔵庫停電対策

冷蔵庫

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  • 停電前に冷凍庫はできるだけ満杯にしておく
  • 保冷剤・ペットボトルを常備
  • 非常用発電機やポータブル電源の準備
  • 保存食の備蓄(缶詰・乾物・レトルト)
  • 停電後は臭いや見た目で食材の安全性を必ず確認
注意: 冷蔵庫の電源が復旧した後でも、一度室温に戻った食品は再冷凍せず廃棄するのが安全です。

災害に備えて今できる準備チェックリスト

凍らせたペットボトル

  • ✔ 保冷剤・凍らせたペットボトルを常備
  • ✔ クーラーボックスや発泡スチロール箱を準備
  • ✔ 缶詰・乾物など非常食を備蓄
  • ✔ カセットコンロとガスボンベを用意
  • ✔ ポータブル電源や小型発電機の検討
  • ✔ 食材は詰め込みすぎず、消費計画を立てる

まとめ|冷蔵庫は「夏と冬で対応を変える」のが鉄則

地震による停電時、冷蔵庫の扱いは「夏は冷気を逃さず、保冷源を活用」「冬は外気温を利用し、保存を延ばす」と季節ごとに異なります。
非常時に慌てないためにも、普段から備えを整えておきましょう。
「命を守るための食の備え」を意識することが、防災対策の第一歩です。

夏と冬の冷蔵庫対策を比較表でチェック

ポイント 夏の停電時 冬の停電時
冷蔵庫の開閉 極力開けない(数時間で温度上昇) 比較的余裕あり(外気が冷却補助)
食品保存の工夫 保冷剤・クーラーボックスを活用 外気や雪を利用、発泡スチロール箱で保存
優先して食べる食品 肉・魚・乳製品など傷みやすいもの 冷凍食品や解凍されやすいもの
おすすめの備え 凍らせたペットボトル・保冷剤 発泡スチロール箱・雪や氷の利用

停電時に役立つアイテムチェックリスト(表形式)

アイテム 用途 備蓄目安
保冷剤 冷蔵庫内やクーラーボックスの温度維持 数個常備
ペットボトル水(凍結) 保冷剤代わり・飲料水確保 2〜4本
クーラーボックス 食品の一時保存 1つ
カセットコンロ・ガス 調理用・温かい食事の確保 ガスボンベ3〜4本
ポータブル電源 冷蔵庫や小型家電の短時間利用 必要に応じて1台

具体的な工夫例|我が家の実践アイデア

実例①:冷凍ご飯を活用
炊き立てご飯を小分けにして冷凍しておくと、停電時は自然解凍で食べられます。保冷剤の代わりにもなり一石二鳥です。
実例②:冷蔵庫内の「優先ゾーン」を決める
卵・乳製品・肉魚を「手前」にまとめて置き、停電時に迷わず取り出して調理できるようにしています。
実例③:冬場は玄関先の発泡スチロール
雪を詰めた発泡スチロールに野菜や飲み物を入れ、玄関で保存。冷蔵庫の代替として2日以上使えました。

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