家の玄関や外で灯油を使っているときに、うっかりこぼしてしまうことがありますよね。
室内で灯油をこぼしたらすぐに拭くけれど、外ではどうしたらいいか迷うこともあるでしょう。
「コンクリートに灯油をこぼしたら、そのままで大丈夫かな?」「放置するとシミができちゃう?」と思うことがあるかもしれません。
基本的に、放置するのも水で流すのもおすすめしません。
ちなみに、灯油の気化温度は40度以上なので、火がなければ自然に火がつくことはめったにありません。
今回は、コンクリートに灯油をこぼしたときの対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コンクリートに灯油をこぼすと、放置するとシミが残ってしまいます。こぼれた灯油はすぐに拭き取るようにしましょう。
灯油はあまり揮発しないので、そのままだとシミやヌルヌルの原因になります。
こぼれた灯油は、新聞紙や使わない布で拭き取るといいですよ。
拭き取った後の新聞紙や布は、燃えるゴミとして捨てられます。
捨てるときは、濡れた新聞紙や布で包んでからゴミ箱に入れるといいでしょう。
手についた灯油の臭いが気になるときは、サラダ油を塗ってからハンドソープで洗うと臭いが取れます。
ダイソーには、手についた灯油を拭き取るシートもあるので、使ってみるのもいいですね。
灯油が乾くまでの時間は、揮発性が低いので、放置すると徐々に乾いていきますが、シミが残ることがあります。
1日から2日かけて乾くと、シミだけでなくヌルヌルの原因にもなるので、早めに拭き取ることをおすすめします。
灯油の引火点は40℃と高いですが、揮発性が低いので、放置すると引火する可能性もゼロではありません。
完全に乾くまで、灯油の臭いが残り、シミの原因になるので、放置するのはおすすめできません。
灯油をこぼしたときの対処法は以下の通りです。
少量こぼしたときは、新聞紙や使わない布で灯油を拭き取って捨ててください。必要に応じて、新しい新聞紙や布で拭き取りを繰り返してください。
大量にこぼしたときは、重曹を使って掃除してください。
室内で灯油がこぼれた場合、まずは換気をして空気を入れ替えましょう。その後、新聞紙や布で灯油を吸い取り、こぼれた箇所に重曹を振りかけて5分ほど置いた後、ホウキとチリトリで回収し、水拭きで仕上げます。
重曹には消臭効果があるので、おすすめです。もし手元に重曹がない場合は、小麦粉で代用して清掃しましょう。
シミができてしまった場合は以下の方法で対応してみてください。
<中性洗剤を使用>
中性洗剤を含ませた雑巾でシミを優しくこすります。
5分ほど放置した後、濡れた雑巾で洗剤を拭き取ります。
シミが残っている場合は、再度洗剤でこすります。
<アルカリ性洗剤を使用>
中性洗剤で落ちない場合はアルカリ性洗剤を試してみましょう。
灯油のシミにアルカリ性洗剤をかけます。
5分から10分ほど放置します。
タワシやデッキブラシでこすり、洗剤を水でしっかり洗い流します。
水分を拭き取ります。
コンクリート専用の洗剤も市販されているので、検討してみてください。
灯油を水で流したり、雨の中でこぼした場合の対処法:
灯油をこぼした際には、水で流すことは避けてください。水で流すと灯油が広がり、掃除が難しくなるだけでなく、河川汚染や下水での引火リスクも生じます。雨の中で灯油をこぼした場合は、すぐに中性洗剤を振りかけて中和させるか、すぐに拭き取りましょう。灯油が混じった雨水を暖房器具に使用すると故障の原因になることがありますし、庭や土に灯油がこぼれた場合は、土をかけて微生物による分解を促進させましょう。
灯油をコンクリートにこぼした場合、放置すると火災やシミの原因となることがあります。灯油をこぼしたら、すぐに拭き取り、中性洗剤や重曹、小麦粉などを使って清掃しましょう。灯油は水で流したり放置せず、しっかりと拭き取ってください。
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