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消防団規律訓練の評価を上げるためにすること

消防団規律訓練

消防団では規律訓練というものがあります。
2年に1度操法大会がありない年に規律訓練を入れている団もあると思います。
私の団もこのような訓練があり各分団ごとに査察があります。

元々規律訓練は何のためにあるのでしょうか?

  • 気をつけ
  • 整列休め
  • 右向け右
  • 回れ右

などの号令で団員がしっかりと動けまとまりを作るためとも思えますが
実はほんとのところは

団員が死なないように、大けがをしないようにと言うところが根底にあります。

一つ一つの規律には細かい決まりがあります。
指先は伸ばし 親指は開かないように、など細かく指示されます。
そういった細かな規律を頭で理解して 体に神経を張り巡らせ指の先まで表現できる。

この神経を張り巡らせるということが 災害現場などでの微細な変化に気づき難を逃れる。

このことが消防団員の命を守ることになるのだと以前消防学校の校長に教えてもらいました。
この時なるほどな!と思い消防団の規律というものはそういうものなのかと理解できました。

 消防団規律訓練の評価 

操法であればタイムや減点・加点で勝敗がつきます。
しかし規律訓練は勝負ではありません。
でも評価は付きます。

  • 極めて優秀
  • 概ね良好
  • 良好

このような評価が付きますが
これは審査員がいて分団の規律を見て評価をつけます。
タイムもありませんので一番大事なことは

見た目

です。見た感じでこの分団はしっかりできているという評価を得るには

  • 規律ができている
  • 揃っている

 
ということがいかに表現できるかで決まってきます。
多くの団員がしっかりとやろうと思わなければ見た目にきれいに見えません。

一人ずれていたり 動きが遅かったりするとかなり目立ちます。
一糸乱れぬ動きにならないと評価ももらえません。

そのためできることは気持ちを常にしっかりと入れて次の行動に備えるということです。

予令が掛かれば次はこれだ!

と皆が思うことで動きが揃います。
気が抜けていると 皆よりも出遅れ揃わず目立ちます。

 消防団規律訓練 停止間・行進間 

停止間の規律では
 足の60度
 手の中指がズボンの結い目に来てるか
 整列休めで後ろ手にする手はベルトの上に来てるか しっかり握っているか
 基本の姿勢はできているか
 回れ右の体重移動、回ってるときの腕は体側についているか
 敬礼は指が曲がっていないか
 
など多くの気をつける点がここに書いた以上にあります。

行進間では
 腕の振りは前45度 後ろ15度になっているか
 腿は上がっているか
 行進のリズムは 歩幅70センチで1分間に120歩になっているか
 かけあしは 歩幅80センチで1分間に180歩になっているか
 隊列が乱れていないか

などもっと多くの気をつける点があります。

 消防団規律訓練 礼式 

礼式訓練では賞状をもらうもらい方を査察されます。
これは個人の行動ですのでかなりその出来不出来が分ります。
入団間もない団員などはこれには恐怖を感じるかもしれません。

  • 室外個人受賞
  • 室内個人受賞
  • 団体全員表彰
  • 団体代表受賞

などがありそれぞれ決められたやり方があります。
緊張しても冷静に動けるように何をすべきか頭の中を整理して対応しましょう。
何回もやらなければ体が覚えません。繰り返しやることが必要です。

 消防団規律訓練 まとめ 

規律訓練は操法と比べれば地味な訓練ですがこの規律を体得しておかないと
根底には団員自身の命にかかわることとなります。
しっかりと体で覚えましょう。

また、操法で上位を目指しているのであればこの規律ができていないと
高得点は狙えません。

そして勝ったとしてもその賞状をもらいに行って無様な醜態をさらしていたのでは
何ともみっともないことになります。

消防団員の務めとしてこの規律訓練しっかりと体得したいものです。

 

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