汗抜きクリーニングとウェットクリーニングどう違うの

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夏場のクリーニング店にのぼりで

汗抜きクリーニング

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とか

ウェットクリーニング

はたまた

Wクリーニング

なんていうのが目立ちますが それぞれどう違うのか調べてみました。

 クリーニングの種類 

クリーニングには簡単に分けると2種類に分けることができます。

ドライクリーニング水洗いです。

ドライクリーニングとは水で洗うと不具合の出る衣類を水で洗わずに 溶剤で洗うことを言います。
溶剤とはこれも大きく分け簡単に分かりやすく説明すると

 灯油で洗うものとシンナーで洗うもの

実際は似た成分ではありますが全くの灯油やシンナーではありません。あくまで分かりやすくです。

水で洗うと縮んだりするものは上記のような油のようなもので洗うと縮まないのです。

昔、ヨーロッパは王様がいた時代に王様の服にランプの油がかかり それがきれいになっていたことから
このドライクリーニングが始まったと言われています。

このドライクリーニングですが

良い点は

  • 皮脂などの油成分はきれいに取れる
  • 縮まない
  • しわがいかない

と、いいことずくめのように思えますが 欠点もあります。

それは

水汚れが落ちない

ということ。

水洗いについてはこれは家庭でも同じですね。

きれいになるのは水洗い。しかしウールやレーヨン、アセテート、シルクなどの水洗ができない衣類を水で洗うと

  • 型崩れ
  • 縮み
  • 色落ち

を起こすこともあります。

※中には同じ素材で水洗いできるものもあります。

水洗いではしわがいきますから しわを伸ばすのに手間がかかります。
これを避けるためにドライクリーニングでなんでも洗って早く安く渡すクリーニングスタイルも生まれました。

これをすると当然夏の汗をたくさん吸い込んだ衣類はドライクリーニングではきれいになりません。
皮脂は取れますが汗の汚れはほぼ取れません。

  汗抜きクリーニングとは  

これを解消するべく開発されたのが

汗抜きクリーニング   です。

では汗抜きクリーニングとはいったい・・・

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汗の成分って塩分がほとんど体から分泌されるアンモニアとかなんとかとか・・・少量の成分もありますが
多くは水と塩分です。
塩分が衣類に残っていると

  • ごわごわと固い
  • 空気が湿気ていると水分を塩分が吸って濡れたようになる
  • 元々汗の成分が残ってるので臭う

などの不具合が出ます。

この塩分をドライで洗って除去しようというのが

汗抜きクリーニングです。

ドライ溶剤に助剤の薬品を混ぜて塩分を吸着させます。
これでさわった感を柔らかくしてさっぱりしたかのようにします。

しかし、塩分は20%も取れればいい方なのです。
最近でこそ性能が向上しているようですが やはり取り切ることはできません。

 ウェットクリーニングとは 

そこで次には 本来水で洗えないものをほんとに水で洗ってしまうのが

ウェットクリーニング です。

これは水で洗うので汗が完全に水に溶けてきれいになります。
しかし水で洗うのでウールなどは縮みます。
これを防ぐためにシリコンなどを混ぜた薬品を水に溶かし縮みにくくして洗うのです。

この洗い方で洗う時は洗濯機を使うとやはり回しますから 縮みが起こりやすい。
なのでこの場合は1点のみでバケツで洗って ゆるい脱水をかけるのが良い洗い方です。
大手ではこのようなことはやらず ウェット専用の洗濯機を持っていますね。

ただし、本当に水で洗えない素材のものがありますからそこは専門家に任せましょう。

※レーヨン・アセテート・とりアセテートなどの表示が水洗バツのものは危険です。

 Wクリーニングとは 

Wクリーニングは ドライクリーニングウェットクリーニング両方をしてしまう洗い方です。

これであれば

ドライクリーニングで脂分を落としそのあとウェットクリーニングで汗の成分をきれいに洗い流す。
両方の強みを生かした一番きれいになる洗い方です。

この場合は手間がかかるので一般的にクリーニング料金は高くなります。
2回洗って しわのいった衣類を伸ばすのですからこれはかなりの手間暇がかかります。
しかし夏物に一番お勧めできる洗い方になりますね。

  まとめ 

夏物衣類は汗をかいてます。できるだけ水洗いできる素材の衣類を買うのが鉄則です。
そうでないものはちゃんとしたクリーニング屋さんでどう洗うかアドバイスを受け
正しく洗ってもらいましょう。

夏物でレーヨンなんてテレテレしてて肌触りはいいですが水で洗えないって夏物失格ですから・・・

買うときは洗濯のタグをよく見て買いましょう。

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