伊勢海老の部位と調理法について
伊勢海老を食べたことがありますか?見た目は非常に大きな海老ですが、味や食感、風味は一般的な海老とは大きく異なります。
伊勢海老は縁起の良い食材として知られており、お正月の機会にぜひお召し上がりください。今回は、伊勢海老について詳しく調査しました。
伊勢海老とは?
伊勢海老は、体長30~40cmに達する大型の海老で、日本国内では茨城県から台湾の太平洋岸に生息しています。その他にも朝鮮半島の沿岸地域やインド洋の熱帯地域、大西洋諸島の西部、オーストラリア西部、ニュージーランド周辺海域でも見ることができます。
伊勢海老の由来については複数の説がありますが、はっきりとした由来はわかっていません。
伊勢海老の特徴
伊勢海老の特徴は、大きな体と太く長い触角、硬い殻で覆われた頭部、そして付け根に付いた多数のトゲです。体型は太い円筒形で、全身が暗赤色です。第二触角は太く、頑丈な殻に覆われており、威嚇音を出すための発音器を持っています。
伊勢海老の旬は11月から翌年の3月で、主な産地は三重県、千葉県、和歌山県、静岡県、徳島県です。漁期は10月から翌年の4月までで、産卵期を考慮して制限されています。
味の特徴
伊勢海老の身は引き締まっており、プリプリとした食感が特徴です。味わいは濃厚で甘く、火を通すと弾けるような歯ごたえとジューシーな旨味が楽しめます。
これらの特徴を踏まえ、伊勢海老は刺身や直焼きなどさまざまな調理法で楽しむことができます。
伊勢海老の部位と調理法
伊勢海老は生でも焼いても美味しいですが、食べられない部分はあるのでしょうか?
エビ類は殻の部分は取り除いて食べることが一般的ですが、伊勢海老の殻は非常に硬く、棘もあるため食べることはできません。しかし、エビの殻からは良い出汁が出るので、味噌汁やスープに利用することができます。
また、伊勢海老の海老みそは食べられます。生で食べても美味しい他、味噌汁などに溶かすとコクが出ます。海老みその重さの3%の塩を振り、冷蔵庫で三日ほど寝かせると塩辛にすることもできます。
ただし、鮮度には注意が必要です。活きの良いものでないと食べることができません。鮮度が落ちたものを食べると万が一の場合に備えて、病院が開いているか確認しておきましょう。
基本的には生きているものを選ぶようにしてください。死んでしまったものは刺身には使えないので、避けるようにしましょう。しかし、ある程度鮮度が保たれている場合は調理して美味しく食べることができます。
解凍方法
伊勢海老は冷凍状態で届くことが多いです。解凍は流水解凍を15~30分行うと良いでしょう。冷蔵庫で解凍すると、殻や身の一部が黒変することがあるので、注意が必要です。流水解凍で手早く調理することをおすすめします。
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