スタッドレスだけじゃダメ?」冬のドライブ前に知っておきたい、タイヤチェーンの意外な真実!

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スタッドレスタイヤだけでは不十分な場合も!タイヤチェーンの必要性

チェーン規制

高速道路や大雪が予想される時に適用されるチェーン規制をご存知でしょうか?

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「スタッドレスタイヤを装着しているから大丈夫」と思っていませんか?

実は、スタッドレスタイヤだけでは対応しきれない場合もあります。今回は、スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの併用について解説します。

スタッドレスタイヤとタイヤチェーン、どちらが必要?

雪国にお住まいの方にとって、「スタッドレスタイヤ」は冬の必需品です。寒さに強いゴムを使用しており、雪道でもしっかりグリップします。

一方、タイヤチェーンは雪が深い場所での走行に適しており、乾いた道では乗り心地が悪くなることがあります。

それぞれの利点と欠点をまとめました。

スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤの利点:
低温でも柔らかさを保ち、グリップ力が高い
凍結した路面でも安定した走行が可能
タイヤチェーンと比べて脱着が不要

スタッドレスタイヤの欠点:
チェーン規制区間では走行が難しい
制動力がタイヤチェーンに劣る
価格が高め

タイヤチェーン

タイヤチェーンの利点:
チェーン規制区間でも走行可能
制動力が優れている
価格がリーズナブル

タイヤチェーンの欠点:
乗り心地が悪化することがある
取り付け・取り外しが面倒
正しく装着しないと車を傷つける可能性がある

スタッドレスタイヤとタイヤチェーンの併用について

スタッドレスタイヤを使用していても、全車両チェーン規制がある場合はタイヤチェーンが必要です。スタッドレスタイヤだけでは対応できない状況もあるため、チェーンを常備しておくことが安全運転のためには重要です。雪の多い地域や山道など、予期せぬ状況に備えて両方を用意しておくことをお勧めします。

チェーン規制とは?知っておきたい新ルールと重要ポイント

2018年に国土交通省によって新たな道路標識が導入され、チェーン規制に関する法令が改定されました。これにより、チェーン規制区間が設定され、その区間ではチェーン装着が義務付けられました。

チェーン規制は一般道と高速道路の両方に適用されます。以下に、主な規制区間を示します。

【一般道の規制区間】

山形県:月山道路(西川町月山沢~鶴岡市田麦俣)15.2km
山梨県・静岡県:山中湖・須走(山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走字御登口)8.2km
新潟県:大須戸~上大島(村上市大須戸~村上市上大鳥)15.3km
福井県:石川県境~坂井市(あわら市熊坂~あわら市笹岡)3.2km
広島県・島根県:赤名峠(広島県三次市布野町横谷~島根県飯南町上赤名)2.5km
愛媛県:鳥坂峠(西予市宇和町~大洲市北只)7km

【高速道路の規制区間】

新潟県・長野県:上信越道(信濃町IC~新井PA(上り線))24.5km
山梨県:中央道(須玉IC~長坂IC)8.7km
長野県:中央道(飯田山本IC~園原IC)9.6km
石川県・福井県:北陸道(丸岡IC~加賀IC)17.8km
福井県・滋賀県:北陸道(木之本IC~今庄IC)44.7km
岡山県・鳥取県:米子道(湯原IC~江府IC)33.3km
広島県・島根県:浜田道(大朝IC~旭IC)26.6km
スタッドレスタイヤを装着していても、チェーン規制が発令された場合は、対象区間ではチェーンを装着しなければ通行できません。

チェーン規制は、「大雪特別警報」や国土交通省からの「大雪に対する緊急発表」「異例な緊急発表」などがあった場合に発令されます。

冬道を安全に走るための必須アイテム!スタッドレスとタイヤチェーンの選び方

冬のドライブでは、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンが必要不可欠です。それぞれどんな場面で使うべきかを説明します。

新雪が積もった路面

新雪が積もった路面

新雪が積もった路面は、雪が次々と降り積もっている状態です。このような路面は滑りにくいと言われていますが、道路の境界が分かりにくくなったり、風で雪が舞って視界が悪くなることもあるので注意が必要です。また、すでに凍結している路面の上に新雪が積もっていると、一層滑りやすくなります。

この場合はタイヤチェーンをお勧めします。最新のスタッドレスタイヤは、ミラーバーン(氷の上で反射する)に対応していますが、新雪や粉雪には弱い傾向があります。細かい溝が多いため、新雪で溝が塞がりやすく、滑りやすくなることがあります。

圧雪された路面

圧雪された路面

圧雪路面とは、積もった雪が車の通行によって固められた状態のことです。滑りにくく走りやすいとされていますが、下に凍結した路面が隠れていることもあるので、安心してスピードを出し過ぎないようにしましょう。急なハンドル操作を避けることも大切です。

このような路面にはスタッドレスタイヤが適しています。圧雪路面は、スタッドレスタイヤの得意とする環境で、雪をしっかりと捉えて走行できます。

シャーベット状の路面

シャーベット状の路面

気温が上昇したり、車の排熱によって、道路上の雪が部分的に溶けてシャーベット状になることがあります。この状態の路面では、グリップ力が不安定になったり、タイヤと路面の間に水が入り込んで駆動力が伝わりにくくなるため、スピンしやすくなります。下層が凍結している可能性もあるので、慎重な運転が求められます。

この場合はタイヤチェーンの使用が望ましいです。シャーベット状の路面は非常に滑りやすく、スタッドレスタイヤだけでは対応が難しいため、制動力に優れるタイヤチェーンが効果的です。

アイスバーン(凍結路面)

アイスバーン

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凍結路面は、まるでスケートリンクのように滑りやすい状態です。スタッドレスタイヤでもタイヤチェーンでも完全には止まれないため、スピードを落として慎重に運転することが大切です。特に、交差点や橋の上などは凍結しやすいため、早めに減速し、慎重に運転することが重要です。

このような路面では、タイヤチェーンの使用が推奨されます。金属製のピンが氷に食い込み、グリップ力を向上させます。JAFのテストでは、スタッドレスタイヤだけでは発進できなかった氷上でも、タイヤチェーンを装着することで発進可能だったという結果があります。

チェーン規制

まとめ

スタッドレスタイヤとタイヤチェーンについてご紹介しました。冬の様々な路面状況に対応するためには、これらのアイテムを適切に使い分けることが重要です。しかし、いずれの装備も万能ではないため、極端に悪い天候や路面状況では外出を控え、安全を最優先に考えることが大切です。安全な冬のドライブのために、適切な装備と慎重な運転を心がけましょう。

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