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消防操法練習方法 規律訓練からした方がいいのか?流れからした方がいいのか?

消防 操法 練習方法

消防操法練習始めていますか?
訓練のやり方で指導者は悩みます。
特に新人の方が選手になった場合しかも消防団に入ったばかりという場合は指導に悩みますよね。

規律からした方がいいのか 操法の全体の流れからした方がいいのか?
これって永遠の悩みみたいなものです。

 規律訓練からした場合の弊害 

規律訓練から始めた場合は

  • 基本の姿勢
  • 整列休め

まずはこの辺りから始めます。
新人さんの場合はこれらの基本的な動作はやはりうまくいかない場合が多いです。

基本の姿勢の場合
 

  • 服装
  • 目線
  • 重心
  • 指先
  • 足の角度
 

これらが注目ポイントです。

整列休めの姿勢の場合

  • 後手の指の握り具合
  • 左足の開く長さ
  • 視線

これらが注目ポイントです。

操法はほぼ「集まれ」までで勝負が決まります。
「集まれ」までを見るとその隊の出来不出来はほぼ分ります。
なので「集まれ」までの規律を重視して
そこばかりしていると

今度は操法全体の流れができなくなります。
訓練期間は決まっていますのでその間どれだけ規律訓練に時間を割くかが大きなポイントです。
それに規律訓練ばかりやっていると 選手が嫌気をさして訓練に身が入らなくなってきたりもよくあることです。

規律訓練はほんとに大事な部分ではあるのでしっかりと体得させてそれから流れに行く方が本当はいいのですが
選手の具合を見ながら訓練方法を修正したりした方がいいですね。

選手のメンタルは大きく結果に響きます。
嫌々している操法では上達しません。

 

 流れからした場合の弊害 

全体的な流れを先に覚えてもらってから規律を付けていくやり方の場合
この場合の弊害は

規律ができなくなる

ということがあります。
とにかく流れを覚えてもらってしまわないといけないのですが
早く流れを覚えてもらうために規律は無視して繰り返し訓練をしていると
その癖が体にしみこんでしまいなかなか規律が付けれなくなってしまいます。

もう一旦体が覚えてしまったものは修正がしにくくなるものです。
指導者からするとほんと歯がゆい事態を招きます。
本人が流れを覚えて頭で考えなくても体が動くようになるまで規律のことなんか覚えることができません

その余裕が生まれるまで待って それから規律を付けていく方法でやっていくしかありません。
訓練期間中にどこから規律を付けて行ったらいいのかはその選手によりますから
これも難しいところです。

 

 結局どちらがいいのか 

どの方法がいいのかはその選手たちの個々の能力を鑑みて決めていくしかないと思われます。
そして選手個人の操法に対する考え方や姿勢がどうなのかも大きく影響します。

やってやろうと思ってするのと嫌々しているのでは上達にも大きく差が出ますし
今までの経験値でも大きく変わります。

過去に選手の経験があればある程度体に染みついていますから上達の度合いも違います。
新人の場合でも何年かの消防団の団歴があれば基本的な規律はできますから上達も早いでしょう。
ずぶの新人の場合はほんとに丁寧な指導が必要ですし メンタルな面のケアも必要です。 

新人さんの場合は上達スピードが遅く他の選手との差がおおきく開きます。
「自分のせいで訓練が進まない、迷惑をかけている」
などと思うのが普通でそれがプレッシャーになり上達を妨げる原因にもなりますから
特にずぶの新人さんへのメンタルケアは大事です。

理想としては規律訓練をして規律を身に付けたうえで流れに入るのがいいでしょう。
そのためには訓練期間も長くなり団員の負担も増えます。
長期間の訓練ともなると出動率も下がりますし そうなると選手をサポートする体制にも影響が出ます。
選手のやる気がそがれる事態も心配されます。

適切な期間で適切な訓練

これが一番なんですが こうしましょうという定まった方法はどこにも無いというのがほんとのところではないでしょうか。

人に合わせてやっていく

これしかないですね。

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