お正月を過ぎての十日は「十日えびす」が行われます。
よく商売人さんの行事だということらしい・・・とは知っていますが
詳しくは分らない・・・。という方に向けて書いていきます。
十日えびすとは
まず「えびす」とは七福神の一人恵比寿様のことです。
恵比寿様は見ると分りますが
鯛と釣竿を持っておられますね。
これは恵比寿様が3歳まで立つことができなくてこれはだめだと海に流されてしまったけど
その後大漁の神として戻ってきたということで竿と鯛を抱えています。
よく目にする七福神は宝船に乗っています。
これは海の向こうからやってきた外来の神様ということを表しています。
恵比寿様は日本の神様ですが 一旦海の向こうに行かれて戻ってきたということで
外来の神様の一員になっています。
関西では「えべっさん」と親しまれています。
大阪のバスケットチームも「大阪エヴェッサ」というくらいでそれだけ親しまれています。
このえべっさんは
- 商売繁盛
- 家内安全
- 五穀豊穣
を祈念する行事です。
十日えびす 笹の意味
十日えびすに行くと皆さん買っておられるのが
福笹ですね 最初から吉兆(縁起物)がついてその数でランク分けされているところがほとんどですが
中には笹を買い そこに吉兆(縁起物)を選んでつけていく方式のところもあります。
吉兆(縁起物)には
銭袋
鯛
打出の小槌
臼
小判
末広
大福帳
丁銀
烏帽子
升
米俵
あわびのし
分銅
などの種類がありそれぞれ 野の幸 山の幸 海の幸をモチーフにしたものです。
もちろん「お金」に関する物も入っています。
十日えびす 参り方
お参りの仕方としては そこの神社のやり方にもよるのであくまで参考にしてください。
本殿に参拝する
二礼 二拍手 一礼
本殿の裏にまわる
銅鑼があるので鳴らし再度お参りする
これは恵比寿様は高齢で耳が遠いので念押しをするということです。
※これが重要です。
副笹・熊手を買う これは好き好きですが縁起物なので皆さん買われますね。
まとめ
商売の神様としてまつられる恵比寿様は1月10日の「十日えびす」に多くの人々が
商売繁盛、家内安全、五穀豊穣を願いに参られます。
十日恵比寿の意味を知って参るのと ただ単に参るのとではその気持ちも大きく変わります。
こと細かく知る必要もないとは思いますが ある程度知って自分は何のためにここにきているのか
分ってお参りしたほうが全然いいですよね。
この一年のことしっかりと祈念してください。