「どうにもこうにも固くしまったネジが緩まない」「どっちに回せばネジが緩むのか!!」と困っていますか?
特に小さいネジの場合、どうすればいいか悩むこともあるでしょう。
ドライバーで力強く回すと、ネジの頭がつぶれ、取り外しが難しくなることもあります。
固いネジを緩めるためのコツや小さいネジへの対処法、正しい緩め方の方向などについてご紹介します。
ネジを緩める方法
加熱してから冷却
ネジやその周辺をガスバーナーやアイロンで温め、緩める方法です。
これにより、ネジや周囲が膨張します。
その後、冷却することで収縮し、隙間ができるのです。
この隙間を利用して、固くなったネジを緩めることが可能です。
緩める際は、ドライバーをしっかりと真っ直ぐに押し付けることがポイントです。
潤滑スプレー
サビが原因でネジが固くなることもあります。
その場合は、潤滑スプレーを固いネジ周りに噴射し、しばらく浸透させてから緩めてみてください。
ただし、ネジ頭に油がつくと滑りやすくなるので注意が必要です。
潤滑スプレーはホームセンターや100円ショップで簡単に購入でき、自転車のメンテナンスや鍵穴にも使用できます。
ゴムバンド
固くてなかなか緩まないネジには、ゴムバンドを使うと良いでしょう。
ネジの頭に幅広いゴムバンドを置き、ドライバーで押しながら緩めます。
ゴムバンドは、溝が損傷したネジにも効果的です。
小さなネジを緩める際のコツ
小さな数ミリのネジを緩める時は、適切なサイズのドライバーを選ぶことが大切です。
サイズが合わないドライバーを使うと、ネジの溝が傷つき、取り外し不能になる恐れがあります。
適切なドライバーを使っても難しい場合は、摩擦力を高める製品を併用すると良いでしょう。
これらの製品はホームセンターで手に入ります。
また、潤滑スプレーをネジ周りに塗布してから緩める方法もあります。
それでもネジが緩まない時は、ロッキングプライヤーの使用を考えてみてください。
これは100円ショップで購入可能で、普通のペンチよりも強力にネジを挟むことができます。
ロック機能が付いているため、解除するまでネジをしっかりと固定できるので、とても便利です。
ネジを緩める方向の基本ルール
一般的に、ネジは左に回すと緩み、右に回すと締まることを覚えておきましょう。
どの方向に回せば良いか分からなくなった時は、日常でよく使うペットボトルのフタを思い出してください。ペットボトルのフタは左に回すと緩むので、これを覚えておくと便利です。
日本では多くの人が右利きなので、左回しで緩むネジが主流です。
右に回すと緩む特殊なネジ
しかし、右に回すことで緩むネジ(逆ネジや左ネジ)も存在します。
これらは回転時に緩まないように設計されているため、扇風機や自転車の部品などに用いられています。扇風機の羽根を固定するネジは、回転による緩みを防ぐために左ネジが使われています。
また、ガスバーナーや芝刈り機などにも左ネジが使われることがあります。
右ネジと左ネジの見分け方
右ネジと左ネジを見分ける方法は、ネジを縦にして、巻き方を見ることです。巻き方が右上がりなら「右ネジ」、右下がりなら「左ネジ」と判断できます。
この方法でネジを見分けることができれば、適切な取り扱いが可能になります。
外すまで右ネジか左ネジかは分からないこともありますが、外した後で確認することができるので参考になります。
固いネジを緩めるためのテクニックのまとめ
本記事では、固いネジを緩めるためのコツや方向についてご紹介しました。
ネジを緩める際は、ドライバーをしっかりと押し付け、垂直に保ちながら回すことが重要です。
暖める方法、ゴムバンドを使用する方法、潤滑スプレーを使用する方法など、さまざまなアプローチを試してみてください。
それでもネジが緩まない場合は、ホームセンターや100円ショップで必要なアイテムを購入し、試してみると良いでしょう。これらのテクニックを活用して、固いネジの問題を解決しましょう。