黒カビってなかなか取れません・・・。これがのれんや柔道着だったらという場合。
これは洗濯のプロクリーニング屋さんへの落とし方です。
のれんであれば色柄物でも一応は大丈夫。
色の若干の変色はあります。
柔道着など白いものはよく効きます。
黒カビ落とし 薬剤
- 過マンガン酸カリ
- シュウ酸
この二点で黒カビは取れます。
過マンガン酸カリは強いアルカリでこのアルカリで黒カビを焼きます。
焼くと言っても火が付くわけではありません。
強アルカリにさらすということですね。
アルカリで焼いた後にシュウ酸で中和させて元に戻します。
黒カビ落とし やり方
まず湯を作ります。温度は私の場合90度くらいかけます。
もっと低くてもできるのでしょうが
落ち切っていない場合また同じことを繰り返さないといけません。
時間も薬剤ももったいないことになります。
ということで私は一発で落とせるようにちょっと高い温度でやっています。
そのせいか色が若干変わることがあります。
湯に過マンガン酸カリを溶かします。
この濃度はこのくらい
過マンガン酸カリを溶かす場合の注意があります。
直に入れ物で溶かさないこと!
これは粒が融け切らずに残って生地に着いた場合 穴が開きます・・・。(経験済み)
他のビーカーなどでいったん溶かし切ってから容器に入れます。
中和すれば元に戻ります^^
10分ほど置いて 少し引き上げ黒カビが無くなっていたら成功。
まだ残っているようであればもう少し置いておくか 温度を掛けましょう。
黒カビ落とし 中和
黒カビが無くなったら今度は元に戻します。
色がかなり茶色くなってビビりますが 戻ります。
お湯にシュウ酸を溶きます。
温度は先ほどより低いくらい70度から80度くらいでしょうか
そこに適当にシュウ酸を溶かします。
品物は一度すすいだ方がシュウ酸が少なくて済みます。
その時も温度は同じくらいでした方がいいでしょう。
熱いのをいきなり水に落とすとしわになります。
シュウ酸を溶かした溶液に品物を浸けるとその瞬間から茶色が元の色に戻ります。
ほっとする瞬間です^^
※柔道着のような分厚いものはなかなか白に戻りませんが 時間を掛ければ大丈夫です。
このように浸けた瞬間から戻ります。
黒カビの依頼があったら一度やってみてください。