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台風・豪雨対応完全ガイド!自宅でできる緊急対策と必須準備リスト


台風や豪雨時に自宅でできる対策と準備のポイント

台風

台風シーズンには、家庭での事前準備が非常に重要です。日本では毎年夏から秋にかけて台風が多発し、平均で26個の台風が発生、そのうち11個が日本に接近し、約3個が上陸して大きな影響を与えます。台風は予測が可能な自然災害であり、事前の対策をしっかりと行うことで、その被害を最小限に抑えることができます。以下、自宅で実施すべき台風対策と避難の要点、また台風後の対応についてご紹介します。

【強風や停電への備え】

避難時に必要なバックパックと適切な服装の準備
通常時から危険エリアの確認
避難ルートの事前確認
家の内外の安全対策
避難前の最終チェックリスト
避難警報が出された際には、特に迅速な行動が求められます。小さな子供や高齢者がいる家庭では、準備にさらに時間がかかるため、事前の準備が重要です。

【具体的な準備アイテム】

衣類
防水加工された上着
グリップ付き手袋
滑りにくい運動靴(長靴は推奨しません)
防塵マスク、レインコート、ヘルメット
保護用の帽子
バックパックの防水カバー
ベビーカーを避け、抱っこ紐を用意

貴重品
身分証明書や保険証のコピー
公衆電話用の小銭
緊急連絡先が記載されたカード
健康保険証のコピー
安全確保と情報収集:

家電
懐中電灯と予備の電池
充電用ケーブルとモバイルバッテリー
携帯ラジオとイヤホン
地元自治体からのハザードマップと防災ガイドブック

食料と水
必要最低限の飲料水と非常食
簡易的な食器と使い捨てのカトラリー

衛生用品
暑さや寒さに対応できるアイテム(クールグッズやヒートパック)
基本の救急用品、タオル、清潔用品

赤ちゃんがいる家庭用追加アイテム
十分な数のオムツ、おしりふき
授乳用品、母子手帳や医療証のコピー
これらの準備を整えておくことで、緊急時にも冷静かつ迅速に対応することができます。台風のシーズンには特に注意が必要で、常に最新の気象情報に注意を払い、早めの行動を心掛けましょう。

②リスクの事前認識 自宅や職場の周辺の潜在的な危険を把握するためには、ハザードマップの使用が非常に役立ちます。これにより、地域が直面している浸水や土砂崩れのリスクを予め認識することができます。

居住している地域の災害の発生傾向や過去の災害歴を知ることは、どのような準備が必要かを明確にします。川や海の近く、山の麓、低地、過去に災害があった地域、豪雪が多い地帯など、異なる環境によってリスクも変わります。

その地域に適した防災グッズを選び、自治体が提供するハザードマップや防災アプリなどの情報源を活用することが重要です。

③避難ルートの事前確認 自宅や職場からの避難ルートを事前に確認し、安全な避難所を複数把握しておくことが重要です。利用が困難になる可能性のある最寄りの避難所を考慮し、代替の避難所も考えておくことが望ましいです。

実際にそのルートを歩き、家族全員で避難訓練を実施することで、非常時のリアルなシミュレーションが可能です。その際、非常時に持ち出すリュックを背負って実践することが効果的です。

④居住空間の安全対策 避難時だけでなく、日常から自宅の安全対策を行い、災害時の被害を最小限に留めることが大切です。

<普段から行える対策>

排水路の定期的な清掃
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
防災アプリのダウンロードや公的機関のSNSをフォローする
<緊急時に実施したい対策>

水の袋を使った逆流防止措置
水が侵入しそうな箇所を防ぐ
屋外の物品を屋内に移動する
水没する可能性のある貴重品や重要な物を高い位置に移動する
これらの対策を計画的に準備し、緊急時に素早く行動できるようにすることで、安全に避難するための準備が整います。

⑤避難する前に行うべき最終チェックリスト 災害が発生し、避難所での生活を余儀なくされる場面に備えて、自宅を離れる前に実施すべき重要な手順をご紹介します。

(1)家族への伝言残し ・携帯電話の繋がりにくい状況を考慮して、不在の家族に自分の避難先を伝えるメモを残します。ただし、メモは外から見える場所に置くと家が空いていることが第三者にバレる恐れがあるため、ポストの中やじょうろの中、装飾品の中など、家族と事前に決めた目立たない場所に隠しましょう。もし家が浸水するリスクがある場合は、2階などの安全な場所に保管することが理想的です。

(2)冷蔵庫の内容整理 ・停電により腐りやすい食材は事前に廃棄し、氷は溶け出す前に処分しておくことが推奨されます。

(3)ガスと水道の供給停止 ・災害復旧時に発生する水漏れやガス漏れを防ぐため、ガスと水道の元栓をしっかり閉めておくことが重要です。

(4)電力供給の停止 ・復電時の通電火災を防ぐため、家のブレーカーを切ることが必要です。

(5)家電製品の安全対策 ・電気の復旧時にショートを防ぐため、全ての家電のプラグをコンセントから抜きましょう。

(6)プライバシー保護 ・外から家の中が見えないように、カーテンやブラインドを閉めることが大切です。窓が割れている場合は、ビニールとガムテープで応急処置を施すと良いでしょう。

(7)鍵の確実な施錠 ・全ての窓やドアにしっかりと鍵をかけて、家の安全を保ちます。また、家族のみが理解できる隠し場所に安否確認用のメモを残してから、避難所へと向かいます。

台風発生時の避難ガイド:守るべき主要なポイント

避難時の重要ポイント: ①できる限りグループで避難する ②基本は徒歩で避難 ③避難時は手を自由に保つ ④長靴は避ける ⑤日中に避難を完了する

以下、具体的な避難方法について注意すべき事項です。

①グループで避難する 避難する際は、危険な状況に直面したときに助け合うことができるよう、可能な限り複数人で行動しましょう。もし一人しか大人がいない場合は、近所の方と一緒に避難することを考えてください。

②徒歩で避難する 車を使うと、冠水した道路で車が動けなくなるリスクや、渋滞に巻き込まれるリスクがあります。車は緊急時の移動手段として必要な場合を除き、基本的には徒歩での避難が推奨されます。車で避難する場合は、道路が冠水する前に早めに移動することが重要です。

③日中に避難する 避難は、視界が確保されている日中に行うことが望ましいです。夜間や暗がりでは安全に移動することが難しくなるため、日が落ちる前に避難を終えるようにしましょう。

④手を空けて避難する 災害発生時は予期せぬ事態が起こる可能性があるため、手を空けて迅速に対応できるようにしましょう。ヘッドライトの使用やリュックタイプの防災バッグを活用することで、手を自由に使えるようにすると良いです。

⑤長靴を避ける 避難時に長靴を履くと、水が溜まると重くなり動きが鈍くなるため、軽くて動きやすい運動靴の使用が推奨されます。水位が非常に高くなった場合は、できるだけ高い場所へ避難を試みましょう。

これらのポイントを守り、避難時は迅速かつ安全に行動してください。

台風通過後の行動チェックリスト 主要ポイント

①被害状況の写真撮影 ②清掃と片付け用具の準備 ③浸水住宅の清掃方法 ④食料と水の備え ⑤健康管理と心理ケア

①被害状況の写真撮影 台風後、自宅やその他の施設、車などの被害状態を撮影することは、保険申請や今後の対策計画に不可欠です。特に浸水の範囲を示すため、被災した各場所を異なる方向から撮影し、水位を示すために何かしるしを置いて撮影すると有効です。

②清掃と片付け用具の準備 浸水による汚れの清掃には、防塵マスク、安全靴やインソールが入った長靴、ゴム手袋、長袖シャツ、長ズボンが必要です。これらは、有害な物質や怪我から身を守るため重要です。作業効率を上げるために、ヘッドライトや懐中電灯も用意しましょう。

③浸水住宅の清掃方法 浸水した家の清掃では、まず全ての水に濡れた物を外に出してから、内部の泥水を除去します。中性洗剤を用いて床を洗い流し、水切りワイパーやホースで掃除しましょう。高圧洗浄機は屋外で使用し、室内ではデリケートな部分を傷つけないように注意が必要です。

④食料と水の備え 物流が止まる可能性があるため、十分な食料と水を備蓄しておくことが重要です。長期間の停電や水道の不通に備えて、非常食や飲料水を準備しておきましょう。

⑤健康管理と心理ケア 台風の後片付けは肉体的、精神的に負担が大きいため、定期的な休息をとり、必要に応じて地域の医療機関や心理支援を利用しましょう。家族や地域住民と協力して作業を進めることで、ストレスを軽減し、精神的なサポートを得ることができます。

これらのポイントを参考に、台風後の適切な対応を行いましょう。

台風被害対応と事前準備の要点 重要ポイント

①被害の詳細記録 ②浸水清掃用具の準備 ③非常用備蓄品の確保 ④心身の健康管理

具体的な取り組み

①被害の詳細記録 台風が去った後、家屋や車等の被害を詳細に記録することが必要です。これは、保険請求や今後のリスク管理に役立ちます。特に、浸水した範囲を示すためには、各方向からの写真やビデオが効果的です。

②浸水清掃用具の準備 浸水による汚れを効果的に取り除くため、防塵マスク、安全靴やゴム製長靴、防水加工された衣服、ゴム手袋が必要です。作業効率を高めるために、ヘッドライトや懐中電灯の準備も忘れないでください。

③非常用備蓄品の確保 物流が途絶える可能性を考慮して、食料や水などの必需品を備蓄することが推奨されます。家庭の状況に応じて、少なくとも3日から1週間分の備蓄を心掛けましょう。

④心身の健康管理 大きな災害は、心理的ストレスや身体的負担を増加させます。定期的な休息、適切な食事と睡眠を確保し、家族や友人とのコミュニケーションを通じてストレスを管理しましょう。特に、子供や高齢者は不安を感じやすいため、積極的に支援し、安心感を提供することが重要です。

これらの準備と対応を心掛けることで、災害後の回復をより迅速かつ効果的に進めることができます。

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