片方のガスコンロが点かない!その原因と解決方法とは?
ガスコンロの一部が点火しないという経験はありませんか?その一方で、残った部分は問題なく使えるかどうか不安かもしれません。
火が片側だけつかない状況はさまざまな原因から生じ、それぞれ異なる対応が必要です。
自力で解決できるなら良いものの、専門家の助けが必要な場合もあります。
誤った対応をすると、ガスコンロが壊れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
ここでは、ガスコンロの一部が点かない場合の考えられる要因と対応策を詳しく説明します。
ガスコンロが火をつけにくい主な原因は、バーナーキャップや点火プラグに起因する場合が多いです。その4つの原因と対策を以下に紹介します。
バーナーキャップや点火プラグの汚れや不適応
ガスコンロの部品が汚れたり、部品が壊れたりすると、火がつきにくくなります。
片方の火だけがつかない場合、最初にチェックすべきは部品の汚れや不適応です。
原因
料理中に湯が溢れると、バーナーキャップやセンサー部分が湿り、火がつかなくなります。
また、ガスコンロを使うときに鍋底に水滴が残った状態でも同じ現象が起こります。
さらに、溢れたものをそのまま放置していると、汚れが徐々に溜まり、キャップ内部に侵入します。
普通の汚れだけでなく、小さな虫が入り込んで火がつきにくくなることもあります。
また、長年の使用による緩みやズレなども原因となります。使用年数が長い場合は、修理または交換を考えてみてください。
対策
湯が溢れたときは、余分な水分を拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。
ガスコンロは使用直後は高温になっているので、冷ましてから取り扱いましょう。
さらに、柔らかい布や使い古しの歯ブラシなどを使ってバーナー周辺を清掃することも大切です。
細かい部分の汚れは綿棒を使って丁寧に取り除きます。
バーナーキャップが古くなってきた場合は、専門業者に連絡して交換を依頼しましょう。
ガスコンロの清掃方法について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
バーナーキャップや点火プラグのズレ
ガスコンロの部品が正しい位置にないと、そのコンロが点火しない可能性があります。
そのため日常の使用中に部品がズレていないか確認が必要です。
原因
バーナーキャップが傾いていたり位置がずれていると火がつかないことがあります。
特に、ガスコンロを掃除した後に部品を正しく取り付けていないと思われる場合があります。
点火音はしているのに火がつかない場合、バーナーキャップや点火プラグが原因である可能性が高いです。
その詳細については、以下の記事でも説明しています。
対策
位置のズレが原因で火がつかない場合、バーナーキャップや点火プラグを正しい位置に戻せば問題が解消することが多いです。
まずガスの元栓を閉めてからバーナーキャップを取り外し、再度正しい位置に取り付けてみましょう。
位置がずれていると火がつかないので、注意が必要です。
取り付けた後、ガスコンロのスイッチを入れて火がつくか確認します。
バーナーキャップの種類によっては、取り付け位置のマーカーがある場合もあります。
故障
ガスコンロ自体が故障している可能性もあります。これは火をつけても点火音がしない場合に特に考えられます。
特に長く使用されているガスコンロでは故障の可能性があります。
ガスコンロの修理は個人では難しいため、業者に依頼するのが最善です。
原因
センサー部分に汚れが付いていると、センサーの動作が妨げられ火がつかなくなることがあります。
具体的には、片方だけ火がつかない場合、センサー自体や点火プラグが故障している可能性があります。
また、壁から遠い方のコンロを主に使っていると、その特定のコンロが早く劣化し、故障することもあります。
機器が故障している場合は、専門家に依頼が必要です。
特にガスコンロが古い場合、部品が手に入らないこともあり、新しいものを購入することも検討しなければなりません。
対策
まずは汚れをきちんと拭き取り、その後の状況を確認しましょう。
清掃時にバーナーキャップを傷つけないよう、柔らかい布で丁寧に拭き取ることが大切です。
汚れを拭き取っても火がつかない場合は、修理を依頼するか新しいガスコンロの購入を考える必要があります。
故障の程度や使用年数によって最適な対応は変わるため、詳細は専門業者に相談してください。
その他の原因
これまで挙げた原因以外にも、以下のような事象があるかもしれません。
コンロの上にアルミホイルを敷くと、火の粒がアルミホイルに反射してバーナーキャップに到達せず、火がつかない場合があります。
また、鍋を認識する機能が搭載されているガスコンロでは、無ければ点火しない場合もあります。
点火のロックがオンになっていると、ガスコンロのスイッチは入るものの火はつきません。
そして、コンロの片方だけ使用頻度が低いと、その側が点火しにくくなることもあります。
以下のケースでは修理や交換が必要となる可能性があります。
故障警告コードの表示
警告コードが表示されている場合は、故障している可能性があります。
点火プラグの腐食:点火プラグが腐食している場合も問題が生じます。
バーナーキャップの変形
バーナーキャップが形状を崩していると、火がつきにくくなります。
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どうやってもガスコンロの火が片方だけ点かない場合の対処法
最初に、エラーコード30番以降が表示されていないか確認しましょう。
該当するエラーコードが表示されている場合は、修理が必要です。
また、ガスコンロの寿命は一般的に8~10年とされています。
長年の使用により故障している可能性もありますので、早期の相談を推奨します。
賃貸物件でビルトイン型のガスコンロを使っている場合、建物のオーナーや管理会社に連絡を取ることが大切です。
通常、自己過失による故障でなければ、オーナーが修理費用を負担してくれます。
自己判断で修理を試みると、トラブルになることもありますので、適切な対処を心掛けましょう。
一戸建てや自身でガスコンロを設置した場合は、ガス供給会社あるいは製造元に直接問い合わせてください。
まとめ
ガスコンロの片側だけ火が点かない場合、それぞれの状況に合った対処法が必要になります。
対処法を説明する前に、以下の3つのチェックポイントを確認しましょう。
- バーナーキャップや点火プラグはちゃんと清潔に保たれていますか?
- 部品の位置は正しいですか?ズレていないですか?
- ガスコンロ自体に故障はありませんか?
1つ目と2つ目の点に問題がない場合、3つ目の点、つまりガスコンロ自体の故障が考えられます。
この場合、修理や交換が必要になる可能性があります。
早めに管理者やガス供給会社に連絡を取ることをお勧めします。