伊根の舟屋は日本でもここだけでしょうこんな風景が見れるのは。
海に面した家には一階は船のガレージとなっています。
伊根は漁師の街で漁師さんは自分の家の中に船を納めてそこから漁に出ます。
これは伊根の地形が大きく関わっていて
急峻な山と海の間が狭いからなんです。しかも海は砂浜など無く急に深くなっているので
家を建てても場所がなく 船を家の中にしまい込んで整備などするようになったんですね。
伊根湾は日本海では珍しい南向きの湾で日本海の荒波から守られています。
湾内は穏やかで日本海は干潮満潮の差が少なく舟屋はこんな自然の利を生かした造りになっています。
昔はクジラの追い込み漁などが盛んでしたが 今は穏やかな湾内でブリの養殖など行われています。
伊根湾は深く 遠くに出なくてもアマダイなど深いところにいる魚が獲れそんな大きな船は必要ありません。
そんな伊根は海の京都の見どころとして今脚光を浴び天橋立と共に京都北部の観光地となっています。
伊根舟屋おすすめの見どころ
伊根はなんといってもメインは「舟屋」これを見るには海から見るのがベストです。
海から見るには伊根は入り口にある遊覧船がありこれに乗るのが一番です。
伊根湾を一周しながら案内のテープが流れます。
そして船にはえびせんが売ってありますのでこれを買ってみましょう。
船にはこのえびせんを狙ってカモメが群がってきます。今ではカモメよりもトンビの方が多いのですが
えびせんを上手にキャッチするのはとても面白いです。
鳥と目が合ったりして言葉は通じなくても向こうとこちらの意思疎通ができたり面白いですよ。
また、遊覧船でなくても地元の漁師さんが運営する海上タクシーでも湾内観光があります。
こちらは漁船なのでより海が近く迫力があります。
こちらも漁師さんが案内してくれるので 地元ならではの話なんかが聞けたりしますよ。
伊根の街並みも趣があります。
リアス式海岸にそって道がつくられ曲がりくねっていて道路幅も狭いです。
舟屋は山側に本屋があり海側に舟屋があります。道路からでも舟屋が覗け そこから見る海もきれいです。
写真が趣味なら稲の舟屋は絶好の被写体ですね。
海の青さもまた特徴的ですぐに深くなってるので青さが違います。また水がきれいで岸近くでは海底が見えて
小魚なども見え心癒されますね。
最近はおしゃれなカフェなどご飯処もできて海を見ながら伊根のおいしいグルメが楽しめます。
獲れたての魚で作る鮨や海鮮丼など絶品です。
伊根の街中を散策していると数軒そういったお店があります。
そして伊根唯一の酒蔵も見どころです。女性杜氏がつくる伊根の向酒造は女性ならではのお酒もあり
試飲もできますしここ行かないといけません＾＾
伊根の道の駅もおすすめです。高台にあって伊根湾が一望でき湾を行きかう船を見てると癒されますね。
ここでもご飯やお土産が買えます。
夕焼けがまたきれいで海には沈みませんがこれはかなり感動ものです。
伊根の舟屋は地元の人々が生活しています。家も個人の家です。
プライベートな空間にずかずか入って行くようなことはやめましょう。
写真など撮りたかったら一声かけてからにしましょう。
伊根舟屋近くのおすすめの場所
新井
伊根湾は穏やかですが伊根の北側には日本海に面した「新井」と言うところがあります。
ここは荒波日本海と言う感じでとても風光明媚です。
店があるとかは全く無いですが風景は抜群です。
沖に冠島や靴島が見えます。
そして棚田もあり稲のある時期はいい写真が撮れるでしょう。
しかしここは車で行かねばなりません。
隠れた名所です。
経ヶ岬
ここには灯台があります。駐車場からは歩いていかねばなりませんがこれが結構キツイ・・・。
上り下りで疲れます・・。しかしその苦労は灯台に到着すれば吹っ飛ぶくらいきれいな景色が待っています。
脚の悪い方には無理ですのでご家族で行かれる場合はそういった方が居られたらやめておいた方がいいですね。
またここまでの道のりも景色がきれいですので癒されますよ。
京都府立 丹後海と星の見える丘公園
伊根の手前の日置にあります。
自然に触れ合う公園ですから 特にこれと言った遊具があるわけでもありません。
しかし、山遊びしたいようなお子様などであれば山を駆け巡って遊んだりできて面白いでしょう。
ツリーハウス的な感じの物とかあって 冒険心をくすぐりますね。
