ペットの爪によるフローリングの傷を防ぐ方法と修復のコツ
我が家には元気なチワワがおり、その活動的な性格には時々手を焼いています。
最初に飼い始めた頃は、家の中を走り回ることが多く、あっという間にフローリングにはたくさんの傷がついてしまいました。
時間が経つにつれ、床には犬の爪痕が目立つようになり、細かな傷が増えていきました。小型犬でもこんなに傷がつくことに驚きました。
そんなある日、友人からも同じような悩みを相談され、色々と調べて試してみた結果、ペットの爪による傷を目立たなくする方法を見つけることができました。
ペットを飼っている方、特に賃貸や新築のお住まいの方は、早めの予防対策を心がけると良いでしょう。
フローリングを守るペットの傷防止策
それでは、ペットの爪による床の傷を防ぐ方法を紹介します。
手軽にできる予防策から始めてみましょう。
フローリング保護対策1:カーペットの使用
最初に試したのは、カーペットを床に敷く方法です。リーズナブルなカーペットをホームセンターで購入し、フローリングに敷きました。
この方法は効果がありましたが、いくつか問題もありました。
・犬がトイレシートとカーペットを区別できず、カーペットに排泄してしまうことがある
・カーペットの端をかじったり引っ掻いたりして、カーペットがボロボロになることがある
・カーペットには排泄物や嘔吐物の臭いや汚れが残り、衛生的ではない
結局、我が家ではカーペットの使用をやめました。まだ若く元気なチワワがいたため、それが問題だったのかもしれません。
しかし、ペット専用のラグやカーペット、マットを敷いている友人もおり、その友人はカーペットで十分な効果があると言っていました。
落ち着いた性格の犬や猫であれば、カーペットやラグを試してみるのも良いでしょう。また、カーペットを敷く場合は、段差でペットが滑って怪我をする可能性があるため、フローリング全面に敷くことが大切です。
フローリングの保護に犬用靴下を活用
次に試したのは、犬用靴下を履かせることでした。
もともとは外での使用を想定していますが、室内での使用も試みました。
しかし、我が家のチワワは靴下の着用に違和感を覚え、非常に嫌がったため、この方法は断念しました。
犬用靴下は、夏の散歩時のアスファルトの熱から足を守る効果や、滑り止め効果があります。そのため、犬が嫌がらない場合は、試してみる価値があるでしょう。
フローリングの傷防止のための定期的な爪切り
ペットの爪が長いと、フローリングに傷がつきやすくなります。
そのため、月に一度程度の定期的な爪切りをおすすめします。
最初は自分で爪を切ることに不安を感じるかもしれませんが、慣れれば問題なくできるようになります。
重要なのは、飼い主が落ち着いて爪切りに取り組むことです。
我が家でも爪切りを始めてからは、傷が完全になくなるわけではありませんが、傷がつく頻度は大幅に減りました。
自分で爪切りをするのが不安な場合は、動物病院やペットショップで約500円程度で爪切りサービスを受けることもできます。
また、犬を散歩させる際にアスファルトの上を歩かせると、自然に爪が削れるため、これも効果的です。
家で効果的だったワックスの利用
結局、我が家で最も効果的だったのはワックスの利用でした。コストは少々かかりますが、以下のような利点があります。
ペットがフローリングで気持ちよく過ごせる
尿や吐き戻しのような汚れが簡単に拭き取れて、清潔さを保てる
段差がないため、ペットが滑る心配がない
ペット用のワックスを使えば、消臭効果や滑り止め効果も期待できる
これらを考えると、ペットを飼っている場合の必要な出費として納得しています。現在は年に一度ワックスをかけています。
我が家のチワワは、ペット専用ワックスを使用し始めてから、床が直接傷つくことはなくなりました。
ただし、ワックスを塗る前に床がペットの爪傷でいっぱいの場合は、先に傷を修復してからワックスを塗ることが大切です。傷だらけの床にワックスを塗ると見た目が悪くなるので気をつけてください。
フローリングの傷防止のためにプロにコーティングを依頼
ペットによるフローリングの傷防止対策は自分で行うこともできますが、次のような場合はプロに依頼するのが良い選択です。
新築の家で、床をできるだけ美しく保ちたい
賃貸のマンションやアパートに引っ越したばかりで、床に傷をつけたくない
自宅で傷の修復とワックスかけを行うとある程度はきれいになりますが、プロの施工と比べると見劣りしますし、慣れない作業で時間がかなりかかります。
自分で行ったワックス塗りはすぐに剥がれることがありますが、フロアコーティングなら長期間床をきれいに保つことができます。