3月3日はひな祭りです。4歳になるうちの子供が保育所でお雛様には「はまぐり」食べるって聞いて帰ってきました。
うちは今までひな祭りというとお寿司とケーキくらいですましていましたが、娘がそんなこと聞いて帰ってきて
なんではまぐり食べるのって聞くのですが私も分からず調べてみました。
調べるとその意味が解って 昔の人は色々と考えてたんだなって感心するのと同時に
よし!私も今年ははまぐりのお吸い物に挑戦だ!!って決意してます^^
ひな祭りはまぐりのお吸い物の意味
なぜひな祭りにはまぐりなんでしょう??
調べると貝、特に二枚貝は「姫様」(女の子)を意味する言葉でした。
そしてこの時期が貝類の一番美味しい時期でもあるということ、
特にはまぐりはぴっちり殻が合わさっていて 夫婦円満の象徴とされて「女の美徳や幸せ」を願う時の縁起物ということです。
しかも、同じ貝でないと殻同士は合わないという特別なエピソードもあります。
だからおめでたい時に特別なものとして食べられるのですね^^
ひな祭りはまぐりのお吸い物レシピ
私が挑戦する「はまぐりのお吸い物」ですが 一体どうやって作るのか?調べてみました。
市販の白出汁や昆布茶を使うレシピもありますが
今回はちゃんと 昆布で出汁を取ってやってみます。
そんなに難しいものでも無いので 手を抜かずちゃんと作ります。
材料は
・はまぐり 10個
・昆布 4グラムほど
・酒 大さじ1~1.5杯
・塩 ひとつまみ
あと、好みで
・みつば
・麸など
まずはまぐりを前の晩から砂出しをしておきます。
この時水は海水と同じ塩分濃度にすると 良く砂を出します。
その濃度は 水1Lに対し塩小さじ1杯ほどです。鉄の包丁や錆びた釘なんかを一緒に入れると更に海の感じが出てハマグリは喜びます(笑)
砂出しが終われば 水道で洗います。
この時殻をキレイにする意識で洗います。
昆布は出汁用の昆布を使いましょう。
食べる昆布と出汁用の昆布がありますから注意が必要です。
昆布を濡れた布巾でさっと拭いて表面の汚れを取ります。
鍋に水400ccを入れて 昆布も入れ 火にかけずに30分ほど置きます。
その後、はまぐりを入れて弱火で煮ていきますが 沸騰寸前で昆布は引き上げます。
はまぐりが口を開ければ引き上げ 出汁に酒・塩で味を整えます。
お椀にはまぐりを入れて その上から出汁をかけて出来上がりです。
好みで みつばや麸なんか入れてもいいですね^^
ひな祭りのはまぐりのお吸い物におすすめ産地
はまぐりの産地にも気を配りましょう。
中国産や北朝鮮産のハマグリは ちょっと敬遠したいところです・・・・。
でもこれ国産と言っても 国産の定義があって ここ気をつけないといけません!!
蓄養と言って 外国産のはまぐりを日本に輸入して3ヶ月ほど日本の海で育てると国産と名乗ったりしているはまぐりもあるようです。
日本の国産ハマグリは 味が濃いいのが特徴です。しかも取れる量が少ないので値段は高いのが当たり前なのです。
「地はまぐり」というのが純国産はまぐりです。
スーパーなどで売ってるのはほとんどが外国産と言っても過言ではありません。
三重県桑名産のハマグリは 漁獲高が決められていてかなりのプレミアのはまぐりですが
これを使うと出汁も身もおいしいので最高のお吸い物が出来上がりますよ^^
まとめ
ひな祭りに欠かせない はまぐりのお吸い物は 縁起をかついだ昔からの風習です。
女の子の幸せを祈念しはまぐりをお寿司と一緒に出してはいかがですか?
お吸い物のレシピも結構簡単です。素材の味を楽しむ感じで あなたにだってできますよ^^
しかし国産のハマグリは全体の流通量の3~5%ほどしかなく貴重な存在になっています。
「地はまぐり」というのが国産で 安くなかったらそれは本物の国産はまぐりでしょう。
今年のひな祭りははまぐりのお吸い物すれば子供も喜びますよ^^
ちらしずしの意味
ついでにちらしずしの具の意味もここで、
えびは腰が曲がるまで長生きをと言う意味で
レンコンは見通しが良い。
錦糸卵は 黄身は「金」 白身は「銀」。
さくらでんぶは春を表す。
きぬさやは春の芽吹きを表す。
と言うことになります。