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防災

消防団ってどんなところ?誘われたあなたへ、知っておきたい真実

投稿日:2015年9月25日 更新日:

消防団って日本全国各市町村に配備されてますが 年々その団員数が減ってきてるって言います。
この間も消防団を取り扱ったドラマがありましたが かなり視聴率が低かったようで消防団の現状を表してるのでしょうか?
そんな消防団は今団員を確保しようと色々声掛けなどして勧誘を強化指定ます。
そんな消防団に誘われたけど一体どんな事するのか?入って大丈夫なのか?家庭は大丈夫なのか?そんな疑問にお答えしようと思います。

 消防団ってどんな仕事? 

消防団員は招集があった時だけ、その時だけ公務員として扱われます。主に災害時に出動して本職の消防署の手伝いや
独自に消火を行ったりします。

よくニュースで見る 火事や水害 人の捜索

その組織は自治体によって違いますが私の所での一例を紹介しますと

団本部
  |
分団本部
 | 
 部  

というふうな感じです。
 

各部は消防車や小型ポンプを装備して実践部となります。
分団本部は各部を取りまとめ 災害時に各部に指示を出します。
各分団本部の上に団本部があり 各分団を取りまとめし 災害時に分団本部に指示を出します。

最初はその部に所属して団員としての仕事をします。
消防団でも階級があり

一般団員—-班長—-部長—-副分団長—-分団長—–副団長—-団長   となります。

このようにして指揮命令系統は決められています。

災害時には要請があれば招集され 現場に向います。
その時は公務員として行っていますので 報酬が出ます。
各自治体によりその報酬の額はまちまちですが

当地では1回の出動で 1800円/一人 程が出ます。

このお金を貯めておいて 新年会とか各訓練の後の飲み会などに使います。
最近では飲まない人もいるので不公平感が出て 地域によっては一旦個人に払って 何かある時は各自支払う様になっている団もあります。

このお金の管理が甘いところは使い込みや私物化が横行し消防団を悪く思っている方も多いと聞きますが
私の団は会計を置き 年末には会計監査を行い不正などができないように
皆を信じているがために このようにしっかりとお金の管理だけはしています。

ここが崩れると信頼関係も崩れ 消防団としての活動も崩れていきます。
お金だけはしっかりと管理しましょう。

 
 

 消防団のメリット・デメリット 

消防団のメリットとしてそこに住んでいる者同士が協力しあって地元を守るという単純で明快な目的を持つため一致団結しやすく

人脈はかなり広がります。ドラマでもそんなシーンがありましたが やはりお互いに命を預け合う同士なので その絆は硬く結ばれますね。

商売人などは消防団に引きこまれやすいですが それが商売的にもメリットとなりうる場合があります。

商売人でなくても色んな人との関わりで自分も成長できますし 人間関係の経験は仕事にも役立ちます。

そういった面で人間的にも成長できたり人脈拡大がメリットと言えるでしょうか。

デメリットとしては よく言われるのが

1. 家族の理解が得られない

2. 時間が制約される

火事などの急な災害は仕事を置いておいても行かなくてはなりません(仕事内容により出られない場合もあります)

途中で止まった仕事は他の誰かがしてくれるわけでもなく 戻ってから埋め合わせしないといけません。

企業によっては消防団活動をよく理解して好意的な企業もありますが すべてがそんなでも無いでしょうし仕事に差し支えることもあります。

1の家族の理解が得られないというのが一番大きな問題といえます。

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 急な災害などは理解がありますが 日頃の訓練が問題で 当地では隔年で消防の競技があり、その年はひと月間は

 毎晩訓練があり出て行かなくてはなりません・・・。

 子供が小さいうちは 奥様の不満は最高潮に達します・・・・。

 この競技、消防の技能を高めるためにあるのですが 地域によってはこれがかなり重荷になってる所もあるようです。

 勝つのが当たり前のような地域ですと 選手になったものはそのプレッシャーもあり 家の用事でその訓練を休むと

 他のメンバーの練習に支障をきたすので なかなか休めません。

 家族のものとしては消防敵視となってしまいます。 ということで段々と家族の理解がなくなっていきます。

 終わったら一杯しながら今夜の訓練について語り合ったりして帰宅が遅くなれば

   酒臭いのが毎晩出て行って遊んでるんか! ってなってきますよね・・・・。

 だんだんと負のスパイラルに入っていきます。

2の時間が制約されると言うのは上記でも書きましたが 訓練で夜が、日曜日が、・・・・という風に消防に取られてしまいます。

そして訓練があると開始時間までに行かなければならないので 他のことができません。

子供を遊びに連れて行ってやることも時にはできずに 更にアンチ消防化がすすみます・・・。

 消防団に入る意義 

消防団に入団するということは街の防災に参加するという事をしっかり認識し みんなで協力し合い街のために尽くすということです。

良くお金を少しでももらっているからボランティアではないと言われる方もいますが そのお金で生活できるわけでもなく

何かするにはお金が必要になってきます。

例えば災害で招集があった時に長時間に渡る出動であれば 食料も飲料も必要になってきます。

無報酬ではそれはどこから出すのか?すべて手弁当でするのか?それが本当のボランティアだと言われればそうなのかもしれませんが

そのようなことでは人も集まって来ませんし 本職の消防士が平均年収700万円ほどと聞いてますので

そんなのに比べれば微々たるものです。

消防団などいらない!無駄なお金だ!という意見も聞きます。

その場合どうでしょう 消防団をなくして 消防士2・30人程増やせばどうでしょうか?

年収700万円の人が30人もいれば 市民の税金いくら上がるのでしょう???

災害があった時だけ 1800円で来てもらったほうが 市民の税金負担も少ないですし街のためです。

確かに消防団といえば 酒のみ 下品 ・・・・・などの悪いイメージがつきまとっていますが 

下品は置いておいて お互い命を預け合う者同士 酒を酌み交わし 自分をさらけ出してお互いを心から分かり合うってこともあります。

確かに今ではお酒を飲まない若い方たちもいますので 最近ではウチはそのような部分も考慮に入れて活動し始めています。

消防団自体も世の中に合わせていく必要が多くあると思います。 

大事なことは その街に住む方が自分の街は自分達で守ろう!という郷土愛にあると思います。

これを観てくださったあなたの地域の消防団の状態がどうなのかは分かりませんが 少なくとも私の街の消防団はこういった状態です。

 まとめ 

消防団に入団するかしないかはすべて本人しだいです。誘う人はだれでもいいから声をかけているのではないと思います。
命に関わることですから この人なら一緒にやっていけそうだ!信頼できる!という風に思って声掛けをしています。
その辺りよくよく考えて返事をしましょう。

元々入る気で居るなら早く入ったほうがいいですよ^^消防団は団歴です。歳はあまり関係ありません。

いつかはいろうと思っていたらすぐ入ったほうがいいです。

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